ジェネリック薬品をご希望の方へ
横田耳鼻咽喉科医院院長 横田 昌也
患者様に正しい情報をきちんとご理解いただいたうえでジェネリックをご使用していただきたいと当院では思っています。そのため、当院では、薬局でどのようなジェネリックが出されるかわからないような無責任な方法は行いません。当院として患者様の状態に責任が持てないからです。 |
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先ずは当院の処方箋を持ってかかりつけ薬局へ行き、以下のことを充分ご相談ください。 | ||
これらの薬剤のジェネリックはどのような物をそろえているのか。 値段の差はいくらぐらいになるか。 その薬剤はオレンジブックにのっているか。 薬剤師として責任を持ってすすめられるジェネリックはどれか。 |
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その上で、その薬を当院でも確認して、責任を持って処方させていただきます。 | ||
なぜこんなことをするのか? | ||
皆さんは、レストランで「鯛(タイ)」を食べたいと思ったときに、「鯛をください。」とは言わないでしょう。「鯛の刺身をください。」とか「鯛の塩焼きをください。」と注文するはずです。刺身を食べたいと思っているときに、「鯛の煮付け」を出されたらどう思いますか?どれも、「鯛」であることは証明されています。でも、「刺身」・「塩焼き」・「煮付け」の意味を知っていて、値段も知って、今食べたい物を注文するのが本当ではないですか? 「鯛は鯛だから、調理法による違いは関係ありません。値段だけで決めて下さい。」 今、厚生労働省が行っているのは簡単に言えばこんなことです。 薬の主成分は同じということは厚生労働省が保証してくれています。でも、添加物や製法は違います。 もちろん、ジェネリックでも、工夫をして先発品よりも改良されているものもあります。ある点鼻薬は、アレルギー性鼻炎への効果を高めるためにミント系の香りを付けています。しかし、ミント系の香りが苦手な人もいます。このような情報が的確に提供された上で適切に選択されないと薬の効果は最大限に発揮されません。 逆に、ある薬はカプセルならAという病気とBという病気に使えると認められているのに、粉薬はAしか保険診療では認められていないというものもあります。まったく同じ主成分の同じメーカーの物です。もちろん、この薬のジェネリックもあります。このメーカーがジェネリックとして粉薬を発売していたらどうなったのでしょうね。(但し、この薬はジェネリックが発売されてからBという病気の効能効果を取ったので、ジェネリックはAという病気にしか使えません。これも企業の戦略のひとつです。) このような状況では、この方針がより良い方法と考えています。 |
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不明な点についてはスタッフまでお問い合わせ下さい。 |