人間集団にはいろいろと面白い法則があります。

パレートの法則というのをご存知ですか?80対20の法則と言った方が分かり易いかも知れません。もともとヴィルフレード・パレートがこの法則を発見したのは百年も前(1897年)のことで、「社会の富の80%は20%の人々に集中している」ということだったらしいです。しかし、色々な人間集団や社会にもこの法則が当てはまることがわかってきています。

「人生を変える80対20の法則」

リチャード・コッチ著  株式会社ティビーエス・ブリタニカ 1,600円(税別)

 B5変形上製 286頁 1998年6月1日初版 ISBN4-484-98106-8 C0034

という本もあるらしいのですが、私は読んでいません。

いじめや不登校などの問題にもこの法則が当てはまるようです。

http://www.naruto-u.ac.jp/~rcse/s_sbi.html

しかし、昨今の学校の教育内容、教科書を見ていると全くこの事がわかっていないのではないかと考えるのは私だけでしょうか?

いくら教師が頑張っても必ず落ちこぼれは生まれます。テストで選別した生徒を集めたところで、必ず落ちこぼれは出てくるのです。落ちこぼれるからと教育内容を優しくしても必ず落ちこぼれは出てくるのです。

教育内容を優しくするのではなく、落ちこぼれをいかに救うかが大事なのではないのでしょうか?