診察中、忘れると言う特技?が大事だと感じることがあります。私は次の患者を診察中に、前の患者のことを聞かれても覚えていません。これは、大事なことだと思います。一人一人の患者に全力投球しているので、いつまでも前の患者の記憶を引きずっていては、今目の前にいる患者に失礼です。 数十人の患者の中の一人ではなく、一人一人の患者の積み重ねで、数十人を診察しているのです。一人一人の患者によって頭を切り替えています。ですから、今見た患者も、診察が終われば忘れてしまっています。御免なさいね。 でも、安心してください。カルテや耳や鼻をみるというきっかけがあれば、即座に思い出します。