男の子・女の子(01/10/10)

 診察していて思うのは、男の子に「あかんたれ」が多いことです。怖がって泣き叫ぶ子供は男の子に多いように思います。大人の場合でも気絶するのは決まって男性です。こんなことの統計を取って調べた結果というのは見たことがありませんが、調べてみても面白いかもしれません。
 それではなぜ男の子は強く、怖がらず、我慢するように育つのでしょう。これは「男の子だから」「男の子でしょう」「さすが男の子」と言われ続け、おだてられ続けて育っていたからではないでしょうか?
 戦後、このような事がなくなってみると、弱い男の子が増えてしまったように思います。なにも男女差別、役割の決めつけではなく、男の子をせめて女の子並みに強く育てるためには、おだて続ける必要があるみたいです。(のぼせ上がられても困り者ですが…)